2012.05.10 Thursday
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読書のコトとちょっぴり日々のコトブログ
「六甲山に小さな別荘があるんだ。下の街とは気温が八度も違うから涼しく過ごせるよ。きみと同い年のひとり息子がいるので、きっといい遊び相手になる。一彦という名前だ」父の古い友人である浅木さんに招かれた私は、別荘に到着した翌日、一彦とともに向かったヒョウタン池で「この池の精」と名乗る少女に出会う。夏休みの宿題、ハイキング、次第に育まれる淡い恋、そして死―一九五二年夏、六甲の避暑地でかけがえのない時間を過ごす少年たちを瑞々しい筆致で描き、文芸とミステリの融合を果たした傑作長編。あわわ…こ、これは!!そうだったのかっ!と思わず声に出してしまったほどビックリの真相でした。後半の混乱ぶりが激しくて「え?あれ?ええ?」てな感じで何度も元に戻って読み返しておりました。
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