ひなたでゆるり

読書のコトとちょっぴり日々のコトブログ

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『遠くの声に耳を澄ませて』宮下奈都

遠くの声に耳を澄ませて
遠くの声に耳を澄ませて
宮下奈都/新潮社
くすんでいた毎日が、少し色づいて回りはじめる。錆びついた缶の中に、おじいちゃんの宝物を見つけた。幼馴染の結婚式の日、泥だらけの道を走った。大好きな、ただひとりの人と、別れた。ただ、それだけのことなのに。看護婦、OL、大学生、母親。普通の人たちがひっそりと語りだす、ささやかだけど特別な物語。

変わらず宮下さんの紡ぐ物語は心地良く、胸に静かなさざ波を立て、波紋を広げる。
人の心の揺らぎをこれほどまでに丁寧に的確に描くって本当に素敵なこと。
決してきれい事ばかりでなく心に渦巻く黒々としたものもあるのだけれど、それもひっくるめて全て愛おしくて。
読み終えて全身に漲る力と光をくれる宮下さんの作品が本当に好き。

読了日:2009年4月21日
かりさ | 著者別ま行(宮下奈都) | comments(0) | trackbacks(0) | 

『スコーレNo.4』宮下奈都

スコーレNo.4
スコーレNo.4
宮下奈都/光文社
どうしても忘れられないもの、拘ってしまうもの、深く愛してしまうもの。そういうものこそが扉になる―。ひとりの女性への道のりを描く書下ろし長編小説。

宮下さんの文章はどうしてこんなにも心のひだをさらさらと撫でるんだろう。
それがつんと甘く時に切なくさせてくれるもんだからたまらない。
丁寧に日々を紡いで成長していくさまがとてもとても良い。

私の明日が今日よりも光射すものであるように、そのために日々を丁寧に堅実に送ろうと思わせてくれるのです。

読了日:2009年4月20日
かりさ | 著者別ま行(宮下奈都) | comments(0) | trackbacks(0) |