ひなたでゆるり

読書のコトとちょっぴり日々のコトブログ

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『動物園の鳥』坂木司

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動物園の鳥
坂木司/東京創元社
ひきこもりの友人を外の世界へ連れ出そうと努力を続ける坂木司。動物園で起こる不思議な現象に、鳥井真一は筋道の立った回答を導き出すことができるか? 『青空の卵』『仔羊の巣』に続く感動の第3弾!

『動物園の鳥』読了。
ひきこもり探偵3作目、そして完結です。今回は鳥井のひきこもりの原因が明らかに。深い傷を負った鳥は果たして飛び立っていけるのでしょうか。ここではタイトルの通り、舞台は動物園。傷ついた猫が次々と発見、それを鳥井が例のごとく渋々解決に立ち上がります。バラバラだった欠片が終結に向かい綺麗に収束。爽やかなラストを迎えるはず。 1作目、2作目では連作短編だったのが3作目では長編に。涙するほどの刺激はなかったけれども、じわっとくる優しさが全体を包んでいます。

鳥井といえば料理。今回も是非作ってみたい、いや食してみたい料理が沢山!レシピを添えてくれたらなぁと私も読みながら何度思ったことか。
どんな作品にも出会って損は絶対ないと思います。読む時間をかけただけのものが自分に浸透すると思います。

坂木氏の『青空の卵』『仔羊の巣』『動物園の鳥』の3冊は読んだ後の自分が前よりほんの少しだけど澄んでいくような感覚がしました。

読了本:2004年5月31日
かりさ | 著者別さ行(坂木司) | comments(2) | trackbacks(2) | 

『仔羊の巣』坂木司

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仔羊の巣
坂木司/東京創元社
ひきこもりの青年、鳥井真一は、親友の坂木司が持ち込む謎の解答を求められることによって徐々に外に出ざるを得なくなり、それに伴って様々な人たちとの交流の輪が広がっていくのだった。新傾向の連作推理長編第二弾。

『仔羊の巣』読了。
『青空の卵』の続編です。坂木さんワールドはちょこっとこそばゆい。相変わらずひきこもりの鳥井と主人公であるその友人坂木。この二人を取り巻くキャラが魅力的。前作に引き続いて登場人物が出てきますが、ちょっと間があいてしまったのであれ?この人誰だっけ?なんて感じで読んでいました。今回も事件や謎を鳥井が鮮やかに解決します。中でも利明少年の父の謎が明らかになった時はなるほど〜とひたすら感心しました。 3作目の『動物園の鳥』で完結なのですね。

読了日:2004年5月14日
かりさ | 著者別さ行(坂木司) | comments(0) | trackbacks(1) | 

『青空の卵』坂木司

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青空の卵
坂木司/東京創元社
外資系の保険会社に勤める坂木司の友人、鳥井真一はひきこもりだ。坂木は身近で起こった奇妙な出来事を語って聞かせ、鳥井の関心を外に向かせようとする。果して謎を解くことで、鳥井は飛び立つことができるだろうか。

『青空の卵』読了。まずフランス装の装丁から惹かれる。そして読み進むうちにどんどん感情を揺さぶられて、完全にコントロールされてました。とにかく情景を描くのがものすごく上手い。何気ない言葉も含みを帯びていてそこから情景が生まれる。この著者が男性なのか女性なのか分かりませんが、そんな性別はどうでもいいや、という感じ。
坂木と鳥井の関係に少し恥ずかしい思いをしてしまうのはたぶん私だけではないんじゃないかなー。くすぐったい変な感覚もあるけれども、全体的には素敵でした。この装丁本当に綺麗なので、背表紙ではなくて本そのものを飾っちゃおう。

読了日:2002年9月13日
かりさ | 著者別さ行(坂木司) | comments(4) | trackbacks(2) |