2012.05.10 Thursday
スポンサーサイト
一定期間更新がないため広告を表示しています
スポンサードリンク | - | - | - |
読書のコトとちょっぴり日々のコトブログ
倒産寸前の広告代理店に大仕事が舞い込んだ。ところが依頼主はちょっとタチの悪い筋の方で…。気持ち良く笑えて、泣けるユーモア小説。デビュー作『オロロ畑でつかまえて』の続編。続編と聞いて気になる舞台は…ユニバーサル広告社。大好きなあの面々にまた会える!それだけでわくわくです。
知っているはずの言葉がとっさに出てこない。物忘れ、頭痛、不眠、目眩――告げられた病名は若年性アルツハイマー。どんなにメモでポケットを膨らませても確実に失われていく記憶。そして悲しくもほのかな光が見える感動の結末。ぽっかり空いた穴に忍び入るこの虚無感をどうする術もなく、ただただやるせなさだけが漂う読後感。決してこの中の話しは他人事ではなく、いずれ我が身にも家族にも襲ってくるかもしれないのだ。その恐怖感は読むごとに増し、主人公佐伯とその妻・枝実子の計り知れない苦悩は痛々しく辛い。
会社に「人質」取られてますか? 佐倉凉平、9月12日付けで総務部お客様相談室へ異動。不本意な異動、でも辞められない。痛快、切なさを描いた、会社員物語。"会社に人質取られてますか?"サラリーマン・OLならば誰もが一度は頷いてしまうだろうこの問いかけ。本書を読めば賛同してしまう箇所の何と多いことか。
人口わずか三百人。主な産物はカンピョウ、ヘラチョンペ、オロロ豆。超過疎化にあえぐ日本の秘境・大牛郡牛穴村が、村の起死回生を賭けて立ち上がった!ところが手を組んだ相手は倒産寸前のプロダクション、ユニバーサル広告社。この最弱タッグによる、やぶれかぶれの村おこし大作戦『牛穴村 新発売キャンペーン』が、今始まる―。第十回小説すばる新人賞受賞作。スカッと爽やかな読後感…最高!本を読みながら泣くことは多いけれど、笑うことはそれに比べたらはるかに少ない。そんな私が笑えた作品。荻原氏初の作品。そして荻原氏デビュー作。
⇒ ちづ (04/28)
⇒ 苗坊 (02/03)
⇒ かりさ (01/10)
⇒ タコ焼き (01/07)
⇒ かりさ (12/27)
⇒ みこ (12/25)
⇒ かりさ (12/09)
⇒ みこ (12/06)
⇒ みこ (12/05)
⇒ かりさ (12/01)