2012.05.10 Thursday
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読書のコトとちょっぴり日々のコトブログ
ひややかな恐怖が胸に迫る―青春ミステリの気鋭が初めて封印を破った現代の怪談!おまじないや占い、だれもが知っていた「花子さん」。夢中で話した「学校の七不思議」、おそるおそる試した「コックリさん」。やくそくをやぶったひとは、だぁれ?その向こう側は、決して覗いてはいけない―。
何かいる、何かが起きているんだけど、それが何かが分からずに、想像している時っていうのが一番怖い。それから、日常をはみ出すかはみ出さないか、境界を超えるか越えないかの、どっちつかずのあやふやな状態も怖い。この言葉がやけにリアルに響いてよりこの作品の怖さを引き立てます。
7月の図書室。彼に出会ったあの夏は、忘れない。
藤子・F・不二雄をこよなく愛する、有名カメラマンの父・芦沢光が失踪してから5年。残された病気の母と二人、毀れそうな家族をたったひとりで支えてきた高校生・理帆子の前に、思い掛けず現れた一人の青年・別所あきら。彼の優しさが孤独だった理帆子の心を少しずつ癒していくが、昔の恋人の存在によって事態は思わぬ方向へ進んでしまう…。
家族と大切な人との繋がりを鋭い感性で描く"少し不思議"な物語(ミステリー)。
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