2012.05.10 Thursday
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読書のコトとちょっぴり日々のコトブログ
1000番目の石像と化した王女、韃靼人の文字が密から描き込まれた聖画、最前景に異形の物体が浮遊する肖像画、“死の塔”の最初の受難者…など、7世紀のタクラマンカ砂漠から20世紀のカンボジアまでの時空間に、寺院、礼拝堂・回廊・草庵の建築・絵画縁起を基軸にして、該博の知識と豊かな想像力が編みあげた、奇妙で不思議な、15の夢幻の物語。
吸い寄せられて、蕃東へ。うららかで懐かしい時空を超えた異世界に心解き放たれる…。「ずっと読み続けていたくなる」普遍にして新しい物語。
信州にある「24時間、365日対応」の病院では、今日も奇蹟が起きる。「一止とハルさん」の新たな物語。
手紙・月・星をそれぞれモチーフにした3話構成のイラスト+ショートストーリーです。共通している部分は、「祈り」=「願い」をこちら側から向こう側へ届ける、というピュアな思いです。
赤い三角屋根の家で美しい奥様と過ごした女中奉公の日々を振り返るタキ。そして60年以上の時を超えて、語られなかった想いは現代によみがえる。
神の手を持つ医者はいなくても、この病院では奇蹟が起きる。夏目漱石を敬愛し、ハルさんを愛する青年は、信州にある「24時間、365日対応」の病院で、今日も勤務中。読んだ人すべての心を温かくする、新たなベストセラー。第十回小学館文庫小説賞受賞。カスヤナガトさんの装丁イラストがとてもキュートで思わず惹かれて読みました。
川波みのり、31歳、脚本家、独身。胃がひっくり返ったようになるのに、眠れないのに、病院に行って検査をすると『特に異状なし』。あのつらさは何? 昔の男が結婚したショックのせい? それとも仕事のストレス? 最終的にたどりついた東洋医学で、生薬の香りに包まれながら、みのりが得たものは。心と体、そして人間関係のバランスを、軽妙なテンポで書き綴る、第28回すばる文学賞受賞作品。
東京でカメラマンとして活躍する弟。実家に残り、家業と父親の世話に明け暮れる兄。対照的な兄弟。だがふたりは互いを尊敬していた。あの事件が起こるまでは…。読む前に感じた不安定さ、不穏な雰囲気。本から発せられる信号は間違っていなかった。表紙の吊り橋と緑鮮やかな森の風景はとても美しい。と同時に吊り橋の先にあるぽっかりと開いた森の入り口は訪れる者を飲み込むようにそこにある。だが渡らずにはいられない、入り込まずにはいられない、そんなものに呼ばれて本を開く。ある兄弟の物語。一度踏み入れたらもう戻れない。
「こんな夢を見た」で始まる、夏目漱石の幻想的文学「夢十夜」。作品の世界をさらに盛り上げるモノトーンの版画入りで収録する。
⇒ ちづ (04/28)
⇒ 苗坊 (02/03)
⇒ かりさ (01/10)
⇒ タコ焼き (01/07)
⇒ かりさ (12/27)
⇒ みこ (12/25)
⇒ かりさ (12/09)
⇒ みこ (12/06)
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⇒ かりさ (12/01)