ひなたでゆるり

読書のコトとちょっぴり日々のコトブログ

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

スポンサードリンク | - | - | - | 

『亡羊の嘆 鬼籍通覧』椹野道流

亡羊の嘆 鬼籍通覧 (講談社ノベルス フI- 6)
亡羊の嘆 鬼籍通覧
椹野道流/講談社ノベルス
人は何故ここまで残酷に?伊月に衝撃を与えた異様な死体とは!?
TVで大人気の料理研究家が凄惨な刺殺体で発見される。
何故このような殺され方をされたのか?
法医学の面々は物言わぬ死体の最後の声を聞くべく解剖する…。

法医学の立場から事件を見る、ってのはまた見解が違って興味深いものです。それが現役の法医学者の書かれた内容ですから、それはもうぐっと引き寄せられる臨場感。
司法解剖される死体というのは犯罪性、もしくはその疑いがあるということでほんのささいなものでも疑いのある傷などは事細かに記録して…という一連の作業風景がもう職人技でぐっとこの世界に入り込んでいきます。そして解剖した死体が語る事実が明らかにされていくにつれ、その面妖な事件の背景にいつも考えさせれるのです。

もうひとつの魅力は登場人物たち。
おなじみの法医学教室の面々、特にミチルと伊月くん、筧くんのやりとりは相変わらず楽しくて読んでいて微笑ましい。
今回は監察医・龍村のプライベートな部分が読めて嬉しい!
彼の語る言葉に考えさせられたり。
事件の背景もリアルの事件に通じるものがあってゾッとします。
今回はオカルト色が薄かった、というよりほとんど感じなかったのですがそれでもこんなにも魅力的なこの作品、早くも続きが読みたいです。

ところで…冒頭の人物紹介で伊月くんがトップに紹介されていたんですけど…
あれ?ミチルさんじゃなくて、伊月くんが主役だったっけ?

読了日:2008年6月25日
かりさ | 著者別は行(椹野道流) | comments(0) | trackbacks(0) | 

『禅定の弓 鬼籍通覧』椹野道流

4061823809禅定の弓 鬼籍通覧
椹野 道流
講談社ノベルス
2004-07-06


by G-Tools

火災現場からO医科大学法医学教室に運び込まれた老人の遺体。単なる焼死と思われていたが、伊月とミチルが解剖したところ、遺体からは煤の吸引も、一酸化炭素中毒の症状も認められなかった…つまり、火災の前に死んでいた!同じ時期、同地域で連続動物殺害事件が発生。伊月、ミチル、新米刑事の筧の三人組は真相に迫るが…。

『禅定の弓 鬼籍通覧』読了。待ちに待ったシリーズ。今回は犯人がわかってしまっただけに途中読むのがちょっと辛かった。現社会の犠牲者たちの叫びが行間から滲み出ていて痛々しくもありました。久しぶりに会えたミチルさんや伊月くん、筧くんたち面々の喜怒哀楽も健在。今回は何といっても龍村先生が私の中では主役!意外な一面が微笑ましくもありました。

読了日:2004年7月23日
かりさ | 著者別は行(椹野道流) | comments(0) | trackbacks(0) | 

『隻手の声 鬼籍通覧』椹野道流

4061822586隻手の声―鬼籍通覧
椹野 道流
講談社ノベルス
2002-09

by G-Tools


ミチルと都筑教授の計略により、監察医の竜村のもとで修行することになった伊月。赤ん坊の遺体の首に微かな色むらをみつけたことから事態は…。法医学教室奇談シリーズ第4弾。

『隻手の声』読了。あれ?今回は趣きが違っているような…。今までのようなホラーやオカルト色が薄く静かな進行具合。しかし説得力は絶大で、後半号泣(笑)。あまりにもリアル過ぎました。 (日記より抜粋)

読了日:2002年9月18日
かりさ | 著者別は行(椹野道流) | comments(0) | trackbacks(1) | 

『壷中の天 鬼籍通覧』椹野道流

4061821652壷中の天―鬼籍通覧
椹野 道流
講談社ノベルス
2001-06


by G-Tools

ゲーセンで死んだ若い女性の遺体が、O医科大学法医学教室に運ばれる途中、警察のワゴン車の中から忽然と消え失せた。「風太がずんこを殺した」「アヒルの足は、赤いか黄色いか?」残されたメッセージは二つ。監察医・伊月崇と伏野ミチルは謎を明かせるか!?絶望のち驚愕ときどき癒し。
今回もなかなかに面白かった。というか一番まとも?(笑) 今回で3作目のこのシリーズですが、キャラに魅力があるのはもちろん著者が現役の法医学教室の助手ということで、解剖などの描写はさすがです。オカルトっぽいところもワタシは好き。何故遺体が消えたのか?謎のメッセージの答えとは?ラストに向けて加速していく様はゾクゾクします。気持ち良いくらいにつるつると読めました。 (日記より抜粋)

読了日:2001年6月16日
かりさ | 著者別は行(椹野道流) | comments(0) | trackbacks(0) | 

『無明の闇 鬼籍通覧』椹野道流

4061821180無明の闇―鬼籍通覧
椹野 道流
講談社ノベルス
2000-03


by G-Tools

法医学者は、『法』に仕える。何人にも偏らず、また屈せず、如何なるときにも中立を保ち、冷静にメスをふるわなければならない。だが―もしもその精神を根底から揺さぶるような出来事があったとしたら…。O医科大学法医学教室の名物新米・伊月崇。医師国家試験の結果発表を待ちながら、解剖室で見た恐怖とは。
前作『暁天の星 鬼籍通覧』に続く第2弾。大阪府高槻市O医科大学法医学教室の面々は今回もそれぞれが魅力的に描かれています。特に伊月崇くんはページを追うごとに成長し、逞しく、頼もしくなっていくようです。今回は伏野ミチルさんの過去が…。
ええっと、前作もそうでしたがこんなんあり?っていう展開。こういうのを素直に受け入れられるかそうでないか分かれそうですね。まぁワタシは敢えて言えば肯定派かな?こういうのもありかも、って思いますし、逆にこれを書く著者のスタンスが好きです。法医学という一般生活からかけ離れた世界がもしかしたらこのスタイルと相まってくるのかもしれませんね。早くも次作が待たれます。著者大近影は笑えました。椹野道流さんならでは、ですね。 (2000.4.19)
かりさ | 著者別は行(椹野道流) | comments(0) | trackbacks(0) |