2012.05.10 Thursday
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読書のコトとちょっぴり日々のコトブログ
下妻物語―ヤンキーちゃんとロリータちゃん 嶽本 野ばら 小学館 2004-03 by G-Tools |
見渡すかぎり田だらけの茨城県下妻で、ロリータ娘とヤンキー娘が爆走する友情ストーリー!映画化原作。これぞ私の求めていた野ばらちゃん節!いや〜最高に愉しめました。父親の都合で兵庫県尼崎から茨城県下妻へと越してきたロリータ桃子がヤンキーイチゴとの友情を深めていく物語。冷めている桃子と常に熱いイチゴの掛け合いが微笑ましい。ヤンキーなのに真面目ないちごが可愛くて笑えるんですよ。そしてホロリとさせる要素もしっかりあって最高に楽しい作品でした。これは是非映像で観てみたい。ど田舎で一人浮きまくりの桃子が見たい(笑)
エミリー 嶽本 野ばら 集英社 2002-04 |
生まれてきて良かった。この残酷な世界に産み落とされたのは、きっと貴方に出逢う為だったのですよね…。乙女の魂を持つ者だけが理解できる、かつて存在しなかった孤高の恋愛小説集。嶽本野ばらさんの作品はもっと温かなものだと勝手に思っていた自分がいけなかったのかもしれない…。ここにあるのは想像を絶する残酷な物語。痛々しく読むのが辛く果たしてこの先に希望はあるのだろうか、とずっと問いかけながら読んでいました。究極の恋愛小説なのかもしれません。孤独だったり残酷な仕打ちを受けたりしながらなお生きていくことに光が見えなくなったとしたら…その時同じ痛みの中に生きている人と出会うことが出来たら…この3編にはかすかだけれども光が射している。それがせめてもの救い。
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