ひなたでゆるり

読書のコトとちょっぴり日々のコトブログ

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

スポンサードリンク | - | - | - | 

『下妻物語―ヤンキーちゃんとロリータちゃん』嶽本野ばら

4094080236下妻物語―ヤンキーちゃんとロリータちゃん
嶽本 野ばら
小学館
2004-03

by G-Tools

見渡すかぎり田だらけの茨城県下妻で、ロリータ娘とヤンキー娘が爆走する友情ストーリー!映画化原作。
これぞ私の求めていた野ばらちゃん節!いや〜最高に愉しめました。父親の都合で兵庫県尼崎から茨城県下妻へと越してきたロリータ桃子がヤンキーイチゴとの友情を深めていく物語。冷めている桃子と常に熱いイチゴの掛け合いが微笑ましい。ヤンキーなのに真面目ないちごが可愛くて笑えるんですよ。そしてホロリとさせる要素もしっかりあって最高に楽しい作品でした。これは是非映像で観てみたい。ど田舎で一人浮きまくりの桃子が見たい(笑)

さて、この作品実は携帯の電子書籍で読みました。ちょうど帰省中に持っていった本を読み終えてしまったため、何か読むものないかなぁ〜と
電子書籍を探してみたのです。それで試しに1冊購入したわけなんですが…たぶん手持ち無沙汰でなければ電子書籍を読むなんて気もなかったんでしょうけど、これがなかなか便利なことを発見してしまった。これを読んでいた時はほとんど風邪で寝込んでいたのですが、病床で寝ながら読むのに疲れないし(手が。目はさすがに疲れます)、何よりも娘に邪魔されても折られたり、破かれるという恐怖心がないだけでもいい。状況によってたまには良いかもしれません。でもやっぱり紙の感触を感じながら読むってのが本好きの基本。電子書籍に座を奪われることはないだろうと思う。

読了日:2005年5月10日
かりさ | 著者別た行(嶽本野ばら) | comments(12) | trackbacks(0) | 

『エミリー』嶽本野ばら/集英社

4087745740エミリー
嶽本 野ばら
集英社
2002-04

生まれてきて良かった。この残酷な世界に産み落とされたのは、きっと貴方に出逢う為だったのですよね…。乙女の魂を持つ者だけが理解できる、かつて存在しなかった孤高の恋愛小説集。
嶽本野ばらさんの作品はもっと温かなものだと勝手に思っていた自分がいけなかったのかもしれない…。ここにあるのは想像を絶する残酷な物語。痛々しく読むのが辛く果たしてこの先に希望はあるのだろうか、とずっと問いかけながら読んでいました。究極の恋愛小説なのかもしれません。孤独だったり残酷な仕打ちを受けたりしながらなお生きていくことに光が見えなくなったとしたら…その時同じ痛みの中に生きている人と出会うことが出来たら…この3編にはかすかだけれども光が射している。それがせめてもの救い。

やはり登場人物たちとの年代の違いなのか(あ、でも「コルセット」は同世代になるのか)世界観の違いなのか私には呼応するものがありませんでした。「エミリー」にいたっては息子がその年齢に差し掛かっていることもあり、常にそちらへの意識との戦いでした。

さて野ばらさん、他の作品もこんな感じなのだろうか。エッセイではとても楽しいお人柄なので、次はそんな楽しいものを読みたい。

読了日:2005年2月1日
かりさ | 著者別た行(嶽本野ばら) | comments(0) | trackbacks(0) |