まほうつかいのむすめ
アントニア・バーバー著/エロール・ル・カイン絵/中川千尋 訳/ほるぷ出版
ル・カインのいつも見慣れた彩色とは少し異なり、東洋と西洋が絡みあったかのような美しい絵と、しんみり優しい話。
まほうつかいと娘が親子であることに最初は違和感を感じたのですが、読み進んで違和感の正体がわかりました。
むすめが成長していくごとに知識を欲することにまほうつかいはどんな気持ちだったのでしょうか。
やがて手を離れていくことも覚悟していたはずなのに。
むすめが本を読み、新しい世界を知る喜びに満ちている絵がとても素敵。
本読みならばここは大いに共感する場面ですね。
ル・カインの多才さにも感銘する素晴らしい作品です。
読了日:2011年11月6日
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