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『ノディエ幻想短篇集』シャルル・ノディエ

ノディエ幻想短篇集 (岩波文庫)
ノディエ幻想短篇集
シャルル・ノディエ/岩波文庫
夢と狂気の領域に文学の世界を切り拓き、フランス幻想文学の祖とあおがれるノディエ(1780‐1844)の傑作アンソロジー。入れ子のようにつぎつぎと重なってゆく悪夢を描いて読む者を感覚の迷路へと引きずりこむ「スマラ(夜の霊)」、愛すべき妖精と美しい人妻の哀しい恋の物語「トリルビー」など6篇を精選。


なんて魅惑的な幻想物語なのだろう。
狂人、怪物、亡霊、妖精…人間世界にあり得ないもの、見えるはずのないものの存在が幻想世界をより狂気に導き特異なものにしている。
現実の中の悪夢と幻想、夢の中の夢、という入れ子の感覚に迷い、幻惑されてゆくのが心地良い。
幻視者であったノディエの描く光と闇、現実と悪夢、狂人の棲む幻想世界から離れがたくいつまでもゆらゆら漂い、時にその深さに溺れるのです。

「夜の一時の幻」「スマラ(夜の霊)」「青靴下のジャン=フランソワ」が好き。

読了日:2012年1月11日
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