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『空の中』有川浩

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空の中
有川浩/メディアワークス
200X年、2度の航空機事故が人類を眠れる秘密と接触させた。秘密に関わるすべての人が集ったその場所で、最後に救われるのは誰か−。第10回電撃小説大賞大賞受賞作家の第2作。
有川さんあとがきで曰く、「怪獣物と青春物足しっぱなして空自で和えてる」もの。そう!怪獣が出てくるんですよ。と言ってもウルトラマンなんかに出てくるような怪獣をイメージするとちょっと違うようなんです。未確認生物(UMA=Unidentified Mysterious Animal)といったほうがしっくりくるかも。
この作品、時々ライトノベルに分類されていることがあるんですが、なるほど、キャラクターの描き方や読んでいて恥ずかしくなるくらいのバリバリの青春物と考えたらそのジャンルとして読めるかもしれません。でもライトノベルと一括りにするのは勿体無いくらいエンターテイメント性が高く、力強さがあり大変引き付けられます。ストーリーの展開も上手く、ラストも実に綺麗にまとめています。

ここでの登場人物それぞれ魅力的に描かれていて結構感情移入して読んでいたのですが、中でも朴訥な宮じいの存在はなくてはならないもの。彼がそこにいるだけでその情景が浮かび、そして懐かしい思いがいっぱい広がります。彼によって救われた者がいたように読み手それぞれも抱える何かに照らし合わせ、もしかしたらほんの少しでも救われたかもしれない。宮じいの言葉ひとつひとつにいちいち涙していた私です(笑)

つい最近刊行された『海の底』は海の未確認生物?と勝手に想像しちゃっていますが…次回も楽しみです。

読了日:2005年7月5日
かりさ | 著者別あ行(有川浩) | comments(8) | trackbacks(6) | 

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COMMENTS

Posted by やまを  at 2005/08/30 12:42 AM
リサさん、はじめまして。
トラックバックさせていただきました。
ライトノベルの読みやすさとエンターティメントとしてのしっかりした骨組みの作りが合わさった今までにないお話でした。
宮じいは本当にいいことを言いますね。
Posted by リサ  at 2005/09/01 8:14 PM
★やまをさんへ
やまをさん、はじめまして!
ご訪問とコメント&トラックバックありがとうございます♪
嬉しいです〜。
お返事が大変遅れました。申し訳ありません。

エンターテイメントとしても評価高く、それでいてライトノベルの
軽さも残している書き方は本当に素晴らしいです。
人物の描き方がしっかりしているので安心して読めますし。
宮じいの言葉にいちいち涙していた私です…(笑)
また是非いらしてくださいね!お待ちしています♪
Posted by まめころりん  at 2006/03/09 11:17 PM
こっちにもカキコ〜
今日本屋さんで有川さんをはじめて知りました
けっこう平積みで大きなコーナーになって
いたんですよ〜
今度読んでみようと 名前だけ暗記してきた
んです(^^ゞ
リサさん読んでみえるかな〜って見たら
やっぱり読んでた(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ
ライトノベル系ってちょっと苦手なんだけれど
面白そうですね!
やっぱり読んでみよ〜ε=ε=(o^∀^)o
Posted by リサ  at 2006/03/11 2:40 PM
★まめころりんさんへ
コメント嬉しいですー。
有川さんコーナーなんて出来ているんですね。
そうそう「空の中」「海の底」以降2冊本を
出されていることを先日知ってこれはまた読まねばー、と
思っていたところだったんです。
ライトノベルは意外に秀逸な作品が多いのです。
未確認生物が出てくるちょっと不思議な話しですが、
なかなか楽しめます。是非〜(*^-^*)
Posted by すの  at 2006/07/17 10:35 AM
宮じいいはいいんですよ、ホント。秀逸なキャラ。でも、物語の第一設定「白鯨」にひっかかってしまいました。
ちょっとね、理屈を捏ね繰り回しすぎな気がしました。はははは、物語の本質に辿り着いていないや。

Posted by リサ  at 2006/07/17 5:01 PM
★すのさんへ
こんにちは〜。
宮じい良かったですよね。あの朴訥さ。宮じいのところで沢山泣きました。
あ、「白鯨」で引っかかるっていうのは私も分かるんです。
有川さんが怪獣好きで書いた作品ってことで期待はしたのですが、
未確認生物に関しては消化不良でした。描ききれていないというか。
地求人を襲うシーンでも迫力が感じられなかったってのはあります。
「海の底」がまだ未読なのですよね…いつ読めるかしら。
Posted by 藍色  at 2007/03/13 3:57 PM
リサさん、こんにちは。
誰もが主人公にもなれるほどの、読み応えのある物語でした。
でもやっぱり宮じいがとても素敵でした。
きちんと大人として自らのつとめを果たし、瞬や佳江など子供たちを導く姿…。
光稀と高巳の関係も、これがあっての「エースパイロットの君」と、納得でした(笑)。
Posted by リサ  at 2007/03/15 10:52 AM
★藍色さんへ
藍色さん、こんにちは!
宮じいは素敵でしたよねー。何度彼の言葉にぐっときたやら。
こちらを読んで「エースパイロットの君」を読むとまた格別ですね(*^-^*)

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