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『死神の精度』伊坂幸太郎

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死神の精度
伊坂幸太郎/文藝春秋
俺が仕事をするといつも降るんだ
クールでちょっとズレてる死神が出会った6つの物語
今回は雨男で音楽好きな死神が主人公。彼らの仕事は死を目前にした人間の調査に当たり、その人間が死を実行するのに適しているかどうかを判断し報告する。ここでは死神・千葉が担当した6つの仕事の物語。
今までの作品から比べてしまうと実に淡々とあっさりした感がありますが、そこは伊坂さんです、そこここににんまりさせてくれる要素をしっかり入れてくれています。死神のキャラクターが実に愛らしく、少しずれたところがまた笑えて面白い。恋愛ものからちょこっと本格ミステリーものといろんな味を楽しめる短編集でした。装丁がまたいい!モデルの近藤良平さん(コンドルズ)が飄々とした死神の雰囲気そのまんま。短編ごとの写真もその物語のイメージぴったり。その過程はこちらに詳しく載っています。さて短編それぞれちょこっと感想を。

死神の精度
第57回日本推理作家協会賞短編部門受賞作。
ミュージックをこよなく愛する千葉が担当したからこそ活きるのだろうお話し。人間生きている先に何が転がるかわからないよね。その判断は果たして正しかったのか…さてどうでしょう。

死神と藤田
やくざもの。不死身な死神ゆえのおかしさがたまりません。藤田、どうなったんだろうなぁ。

吹雪に死神
吹雪に閉ざされた洋館に数人が足止め、外部への通信手段は断たれている…そして殺人。この状況だけですでにわくわくしてしまいました。本格ミステリーな要素たっぷりのお話し。「そういうことでしたか!」とラストはにんまり。

恋愛で死神
これはちょっとやるせなかった。切ない、というよりもやるせない。他作品と進行具合が違うのですが、この書き方によって最後に感じる気持ちがさらに増す。はぁぁ。

旅路を死神
ひょんなことから殺人犯と旅路を共にすることになった死神。いえいえ担当する人間なので、予め用意されたものなのです。さて読み進むと「まさか!」が待っています。

死神対老女
これは良かった。老女がどういう人生を歩んできたのか、そして死神との出会い…こういうこともあるんですねぇ。ラストがとっても綺麗。清々しく読み終えました。

読了日:2005年7月9日
かりさ | 著者別あ行(伊坂幸太郎) | comments(16) | trackbacks(20) | 

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COMMENTS

Posted by schneebly  at 2005/07/11 12:11 AM
初めまして。TBさせていただきました。
伊坂幸太郎は、今一番好きな作家です。
またお邪魔しますね。
Posted by リサ  at 2005/07/11 9:17 PM
★schneeblyさんへ
初めまして、こんばんは!
コメント&TBありがとうございます。嬉しいです♪
伊坂さん私も大好きです。新刊も素敵でしたね〜。
早くも次作が待ち遠しいです(笑)
私もこれから伺わせていただきますね。
Posted by JiNG  at 2005/07/25 10:27 PM
リサさん、わざわざいらして頂き有り難うございます。
今気づいたのですが、重複してTBしてしまっています。
お手数ですが、片方を削除して頂ければ幸いです。

さて、こちらのBLOGの記事をいくつか読ませて頂きました。
私は乙一や森博嗣が好きです。
また、舞城なんかも結構好きです。
伊坂作品だけでなく、他の作家さんの記事も参考になりました。
ちょくちょく覗かせて頂きますね。
Posted by リサ  at 2005/07/25 10:53 PM
★JiNGさんへ
こんばんは!コメントありがとうございます。
記事を読んでくださって嬉しいです♪
私も乙一さん、舞城さん、森さん大好きですー。
舞城さんや森さんは刊行ごとに読んでいたのですが
ちょっと未読がたまってきています…。
また是非是非いらしてくださいね!お待ちしています〜。
TB重複の件、修正しました♪
Posted by chiekoa  at 2005/08/05 11:19 AM
「恋愛で死神」ほんと、これこういう書き方されるから切ないですよね…。最初からわかってるていうのが…!
Posted by リサ  at 2005/08/06 1:44 PM
★chiekoaさんへ
こんにちは!
コメント&トラックバックありがとうございました。
「恋愛と死神」…今思い出しても切ないです。
あの後の事を想像してまたまた自分で切なくなっている私(笑)
あっさり感のある作品でしたけど、後からじわじわ効いてくる
そんな感じをしています。
Posted by ゆうき  at 2005/08/14 9:03 PM
文芸春秋へのリンク、とっても面白かったです。なるほどねー。こってるなーとは思いましたが、私の想像以上に、手がかかっているんですね。

TBさせていただいたのですが、なぜか二重になってしまったようです。お手数ですが、1つ削除してください・・・ごめんね。ではまた。
Posted by リサ  at 2005/08/15 3:50 PM
★ゆうきさんへ
こんにちは!お返事が遅くなってしまいました、ごめんなさい。
コメントとTBありがとうございます♪
装丁の話し、興味深かったですね〜。
私もへぇ〜なんて思いながら読みました。
こういう裏話があるとさらに楽しく読めますよね。

TB修正いたしました。いつもありがとうございます。
また是非遊びに来てくださいねー。
Posted by june  at 2005/09/02 10:40 PM
リサさん、こんばんわ
巧くまとまりすぎて、ちょっと物足りなくはあったのですが、
それでも充分楽しめました。ラストは本当にきれいでした。

そして、いい表紙だなあと思っていたのですが、
こういう経緯があったのですね。
Posted by リサ  at 2005/09/03 1:16 AM
★juneさんへ
juneさん、こんばんは!
そうですねぇ、いつもの伊坂さんらしくはなかったと思いながらも、
やっぱりこれは伊坂さんにしか描けないな、と感じてみたり。
ラストにはやられましたね!
表紙も内容に良く合っていて大好きです。
Posted by すの  at 2005/09/19 8:57 AM
すっかり出遅れました。
実は「死神対老女」巧すぎゆえに、評価さげてます(苦笑)。
Posted by リサ  at 2005/09/19 11:26 PM
★すのさんへ
こんばんは♪
読まれたのですね!これからすのさんのレビュー拝見しますね。
どんな感想を持たれたのか楽しみです。
「死神対老女」は確かに…巧すぎかもしれませんね。
ていうか、かもしれないではなく巧い!んでしょう。
読み手によって評価が分かれるのも興味深いです。
Posted by 藍色  at 2006/05/30 12:04 PM
リサさん、こんにちは。
バリエーション豊かな連作集でした。
語りのクールさと、会話で変な日本語を使うギャップが楽しかったです。
今回も装丁のリンクが貼ってあって、楽しく読めました。

まだ読めてない作品もあるので、次が楽しみです。
Posted by リサ  at 2006/05/30 10:42 PM
★藍色さんへ
こんばんは〜(*^-^*)
これは本当に一つ一つの物語が引き立っていますよね。
そして綺麗に終結。文句なし!でした。
また続きが読みたいですよねー。
雨の日は時々死神を想う私なのです。

伊坂さん、私もどんどん積読が増えています…。
早くコンプリしたいのですが(^-^;)
Posted by miyukichi  at 2007/01/24 12:13 AM
 こんばんは♪
 またもやTBさせていただきました^^

 これ、愉快な1冊でしたよね。
 楽しめました。

 「死神対老女」には、泣かされました。。
Posted by リサ  at 2007/01/24 10:02 PM
★miyukichiさんへ
こんばんは!
コメントとTB嬉しいです〜。ありがとうございます♪
これは楽しめますよね。好きな作品です。
ラストはしみじみしながらも爽やかさもあって
いい感じで読み終えました。

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