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『対岸の彼女』角田光代

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対岸の彼女
角田光代/文藝春秋
大人になれば、自分で何かを選べるの?女の人を区別するのは女の人だ。
既婚と未婚、働く女と家事をする女、子のいる女といない女。
立場が違うということは、時に女同士を決裂させる。

女とは面倒な生き物である。少女の時期からその女社会という荒波に放り込まれ揉まれ揉まれ揉まれてそれはずっとずっと大人になっても続いていく。学生になっても社会人になっても結婚して子を産んでもそれはずっと続いていくのだ。かくも女とは面倒な生き物だよなぁ、とその度にため息と共に吐き出すのである。

既婚の子持ち・小夜子と独身の子なし・葵。この立場の違う二人が出会ったとき果たして互いに分かりあうことは出来るのか。答えは…。
現在の小夜子と過去の葵が章を変えるごとに交互に描かれていく構成。この流れがごく自然に、そしてリアルに読み手を誘ってゆく。最もリアルに響くのはやはり小夜子と同じ立場である主婦なのだろう。ここに描かれる夫の姿や姑の姿は、こんな人間普通にいるよーってくらい見事に描いておりなかなかゾッとさせてくれる。これ男性が読んだらどう思うのだろう。ちょっと興味あり。

私の立場でいうと、私は小夜子になる。小夜子の鬱屈した思い、考え、その生活、いたるものがリアルに描かれていて息苦しくなるほどであった。小夜子ほど家庭の中では理不尽な思いはしていないし、小夜子のように鬱々と子供に対して思うことはないが、やはりその時々の自分の身に置かれる立場というものには共感が出来た。ここで登場するカースト制度などまさにそう。まるで角田さんがそれを体験したかのような描写に「あれ?角田さんって当時は独身でなかったか?」とそれすらも疑ったほど。

ひとりでいるのがこわくなるようなたくさんの友達よりも、ひとりでいてもこわくないと思わせてくれる何かと出会うことのほうが、うんと大事な気が、今になってするんだよね

葵のこの言葉がじんわりと沁み入る。とてもとても素敵な言葉。本当にそう。ここに到達するまでなかなか難しいことではあるのだけれども。
親はついつい子供に自分を投影させ自分の思い通りにさせたがるけど、本来は子を見守りながら導いていくことが親の役目なんだと思う。子供を産み育てる事は実に試練の連続である。子供を産んだこと自体に疑問を持つことだって多々ある。そうしてもし自分が結婚していなかったら、子供を持っていなかったら…ともうひとつの可能世界の自分を思い描いてもみせる。それがいかに愚かなことだとわかっていても、だ。

読みながらいろんな思いが溢れた。溢れすぎて感情が高まり視界が滲んだ。高校生だった葵とそのクラスメイトのナナコとの共有した時間。あの頃の強い繋がりは確固としたものであったはず。なのにいとも容易く手と手が離れてしまう脆さ。その頃の葵と今現在の葵。そこに到達するまで彼女は何を思い、何を感じ、どう吹っ切ってきたのか。その過程を思うと胸が締め付けられるほどの切なさが溢れる。そうして交互に語られる物語が出会ったとき、このタイトルの意味を知り何の躊躇もなく納得する。
今までの私、私と関わってくれた友達、環境を変えたためやむを得ず別れてしまった友達。別れも言えずに去った土地にきっと今も生活をしているだろう友達。女友達なんて…と思いながらも私はこんなにも彼女らに支えられていたのだ。彼女らは今どうしているだろう。無性に会いたくなった。
年を重ねるたびにいろんな出会いがある。それは立ち止まったままでは何ら変わりはない。一歩ずつでも外に歩みだす勇気。そこから開ける世界。そこで出会うであろうさまざまな人間。素敵な出会いがきっと待っている。
ふと見上げた空のきっぱりとした青さ。今私はこの空と同じくらい晴れやかだ。

読了日:2006年10月13日


リン子さんにオススメいただきました(ありがとうございます!素敵な作品でした)。
第132回直木賞受賞作です。それまで角田さんの作品を読んでいなかったのと、図書館ではすでに予約待ちが殺到していたのとで読む機会を逃していました。この度オススメいただいて読みましたが、思った以上に良かった。リアル過ぎて息苦しくもなりましたが読んで良かった。思いがぶわ〜と溢れて上手く言葉が出てこなかったのですけど、今はこの感想が精一杯。
ひとつ引っかかったこと。この作品の内容紹介として「30代、既婚、子持ちの「勝ち犬」小夜子と、独身、子なしの「負け犬」葵。」と書かれているのですが、これって「勝ち」「負け」の話しだったか?違うんじゃないかなー。だとしたらこんな気持ち良い作品には決してならないはず。既婚子持ちが勝ちで、独身子なしが負けなんてこの作品を読むに当たってただの微塵も感じませんでしたもの。私は結婚もして子供も生んでますけど、勝っているなんてただの一度も思った事はないですねぇ。優越感に浸ったこともない。既婚女と独身女の登場する作品だからって安易に紹介に「勝ち」「負け」を出さないで欲しいな、なんて思いましたです。はい。角田さんはそんな思いで書かれたわけではないと思いますもん。
角田さんの作品はあまり縁がなかったのですが、これを機にいろいろと紐解いていこうと思います。
かりさ | 著者別か行(角田光代) | comments(20) | trackbacks(10) | 

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COMMENTS

Posted by ゆうき  at 2006/10/15 1:44 AM
「勝ち犬」と「負け犬」の作品紹介や、POPに関しては、私も多いに異論があります!全然違いますよねー。

わたしはだいぶ前にこの本を読んだのですが、いまだにナナコのその後が気になります。
Posted by リサ  at 2006/10/15 11:34 AM
★ゆうきさんへ
こんにちはー!
ゆうきさんも「勝ち犬」「負け犬」に異論ですか!
これってすごく誤解を招く紹介文だと思うんですよね。
ちゃんと作品読んだのかなぁ、とちょっと不思議に思ってしまいます。
角田さんはこれが2冊目なのですが想像以上に良くて
それがまた嬉しくて。いろいろと読んでみたいです。

ナナコのその後、本当に気になります。
読み終えてなお、ナナコはどうしているんだろう、と思います。
でのあの流れではナナコのこと描けませんものね。
少しそれが残念です…。
Posted by ゆか  at 2006/10/15 1:45 PM
リサさんこんにちは。
私はこの本を予約待ちしている間に引っ越してしまい、
新たな土地の図書館で改めて予約をし(・・買いなされ?笑)、
私も今年になってから読みました。^^

私も負け犬・勝ち犬のお話ではないとおもいます。
途中のネガティブな描写がちょっと私にはしんどかったのだけど、
読み終えてとても晴れやかな気持ちになりました。

角田さんの作品、「Presents」は読まれました?
私は今のとこ、これが角田さんのベストです。
もしまだでしたらおすすめですよ♪^^
Posted by トラキチ  at 2006/10/15 8:46 PM
リサさん、こんばんは♪
この作品を読まれたほとんどの方が『勝ち組、負け組』の誇大表示に辟易されたことだと思います。
出版社の苦肉の策なんでしょうね(笑)
ゆかさんも書かれてますが『Presents』本当に素晴らしいです。
すぐに読めるので是非ご一読を・・・
リサさんの“ブラボー”の言葉が聞こえてきそうです。

ご投票いただきました第5回新刊グランプリ、グランプリは『砂漠』が逃げ切りました。
僅差で『終末のフール』ですね。
日本シリーズ楽しみにしてください。

第6回もよろしくお願いします。
Posted by リン子  at 2006/10/15 10:13 PM
私の大好きな角田さんの「対岸の彼女」。それに対するリサさんの感想が素敵すぎて、何度も何度も読み返してしまいました。

私の大キライな言葉、『勝ち犬』と『負け犬』。
この言葉を耳にする度、犬好きの私はいつも思うのです。「犬に失礼だろ!」、と。

女に生まれ損なった私は、この作品を読んでる時、小夜子と葵のどちらに感情移入してたのだろう…。
今世では経験する事の出来ぬ小夜子のような人生。妻になり母になる事の出来ぬ私は、やはり、小夜子ようなポジションに強く魅かれてしまう。けれど、それが果たして女のいちばんの幸せなのかどうかは、私には判り兼ねることだ。

ごめんなさい…リサさん。またまた意味不明な事を書いてしまって。
私は三度か四度、この作品を読み返しているのですが、それなのに上手く感想が書けなくて、情けない。

ちょうど、今の季節。カラッとした心地良い陽気の青空。この物語のラストはそんな感じ。そこが、いちばん好きです。

この作品、ドラマになったのは知ってました?
私はすごく楽しみにしてたのですが、葵の役が財前直美さんだと知って、一気に見る気が失せました。

Posted by リサ  at 2006/10/15 10:39 PM
★ゆかさんへ
ゆかさん、こんばんは!コメント嬉しいです♪
ゆかさんも図書館本で読まれたのですね。

本当に「勝ち」「負け」とは安易に出したなぁと
少し憤慨しております(笑)全然違うやん!って。
途中は息苦しいところもありましたが、読後感はとても良かったですね。
素敵な作品でした。

『Presents』未読なんです。書店で綺麗な装丁だなぁ、と
思いながら見送ってしまっていました。
ゆかさんのオススメ、読みますね!早速図書館に予約入れました。
楽しみです〜♪
Posted by リサ  at 2006/10/15 10:48 PM
★トラキチさんへ
トラキチさん、こんばんは!
そうかぁやっぱり出版者側の売り文句になるんでしょうね。
あまりの違いにビックリしてしまいました(笑)
『Presents』、トラキチさんもオススメですか!
これは楽しみですー。

>>リサさんの“ブラボー”の言葉が聞こえてきそうです。

うわぁ、そう言われるとますます期待してしまいます。
図書館に予約入れたので(さほど待たずに読めそうです)
わくわくと待ちたいと思います。

グランプリ『砂漠』でしたねー。大好きな作品なので嬉しいです♪
日本シリーズはどうなるかな〜。
夫は中日ファンなので、もちろん中日を応援しているんですが。
こちらも結果が楽しみです(*^-^*)
Posted by リサ  at 2006/10/15 11:08 PM
★リン子さんへ
リン子さんからのコメント、とてもとても嬉しいです!
素敵な作品をオススメくださって本当に心から感謝しています。
ありがとうございました。
そしてこの作品が大好きなリン子さんは、私を感想を
読んでどう思われるか、実は少々心配でありました。
でも素敵だなんておっしゃってくれて、何度も読み返してくれて
嬉しかったです。

「勝ち犬」と「負け犬」…既婚や未婚を揶揄するような作品ならば
まだ許せるんです。それを紹介文に込めることも。
けれどもこの作品は違いますよね、明らかに。そんな話しじゃない。
根本的に私も「勝ち犬」「負け犬」の言葉は好きではありません。
ホント、ホント、ワンちゃんに失礼ですよねっ!

この作品を読みながら常にリン子さんのことを考えていました。
いわゆるこの作品は女そのものを描いていて、リン子さんは
この女の部分に対して憧れは誰よりも強いはずで。
リン子さんはどんな思いでこの小説を読んだのだろう、と
少し切なくなってもいました。上手く言えないのですが…。
でもリン子さんのおっしゃること意味不明なんかではありませんよ。
たぶん私もそう感じながらリン子さんのことを思ったのかもしれません。

天高く深い青に染まった広い広い空のようにスッキリ気持ち良く
読み終えることが出来ました。素敵な作品でした。

そうそう、これドラマになっていたんですね。ちょっと前に知りました。
やっぱり葵役が財前直美さんなのですねー。
夏川さんが小夜子役になりますね。配役で雰囲気もガラリと変わりますから
結構そこは重要ですね。DVDが出ていたら見てみようかな、と思っています。

ああ!すみません…すっかり長くなってしまいました。
また是非コメントお寄せくださいね。
そしてまた本のことお話し出来たら嬉しいです♪
Posted by june  at 2006/10/16 1:19 PM
リサさんのレビューを読んで、あの気持ちがまたよみがえってきました。
今ちょっとうるうるしています。
この本は私にとっては本当にリアルで、思い出すとどうしても
色々な思いがあふれてしまって・・。
女の人ってどうして立場が違うと分かり合うのが難しくなるんでしょう。

「ひとりでいるのがこわくなるようなたくさんの友達よりも〜」という
葵の言葉には私もじーんとしました。本当にそう、そうなんですよね。
そしてナナコとのことがあった葵が、現在の葵になった過程。
とても想像しきれませんが、それでも考えると胸が締め付けられます。

>ふと見上げた空のきっぱりとした青さ。今私はこの空と同じくらい晴れやかだ
この読後感わかります!
Posted by とも  at 2006/10/16 9:50 PM
なんだぁ〜「勝ち組」「負け組」信じて
読んでなかった。
この言葉自体あまり好きじゃないから。

私のおすすめは『彼女のこんだて帖』です。
TBしておきますね。
Posted by リサ  at 2006/10/16 11:24 PM
★juneさんへ
こんばんは!コメントありがとうございます♪
リアル過ぎましたね、これは…。
未だに溢れてくる思いをコントロール出来ずにいます。
立場の違いで付き合い方も確実に変わっていきますし、
これはもうどうしようもないのかな、と幾多の場面で
私も経験してきたことですが、もしかしたらそんなことないのかも、
いろんな可能性があるのかも、と思わせてくれました。

葵のあの言葉、あの言葉を言えるまでになった過程。
そんなことを思うとやはり切なくなります。

読後感は本当に良かった!たまたま見上げた空が読後すぐの
自分の思いと重なって妙に感動しました。
Posted by リサ  at 2006/10/16 11:27 PM
★ともさんへ
こんばんは!
そうですよね、この内容紹介では何となく作品の雰囲気を
勝手に想像してしまいがちですよね。
全く違うんです。そんな話しじゃないんです。
ともさん、機会がありましたら是非!
登場人物に自分を重ねて読んでしまうことと思います。
リアル過ぎて苦しくなることもありますが、
読後感の爽やかさは保障しますよ。

『彼女のこんだて帖』!ともさんのブログで気になっていたんです。
TBありがとうございます。
こちらも近いうち読んでみますね♪
Posted by chiekoa  at 2006/10/23 1:42 PM
なんか、読んでからずいぶん経つのですが、リサさんの感想を読んでいたらもう一度読み返したくなってきました。この本は買うべきですね…!
Posted by リサ  at 2006/10/23 8:58 PM
★chiekoaさんへ
こんばんは!そしてお帰りなさい〜。
私もこの本図書館で借りたのですが、手元に欲しいなぁ、と
思うくらい好きでした。
ホント、買うべきですね!うんうん。
Posted by miyukichi  at 2007/08/03 1:18 AM
 こんばんは♪
 TBどうもありがとうございました。

 丁寧な描写で、印象に残る言葉もいくつもありました。
 リサさんの引用されている一節も、とてもジーンとなりました。

 amazonの紹介文は、ひどすぎますね^^;;
 本を読む前に見なくてよかった!!

 
Posted by リサ  at 2007/08/03 8:32 AM
★miyukichiさんへ
こんにちは!
こちらこそありがとうございます♪
角田さん、すごく上手いなぁとしみじみ読みました。
気持ちを持っていかれるというかぐいぐい読ませますね。
いくつか切り取っておきたい文章もあってとても印象的な好きな作品です。

Amazonの紹介文は…(苦笑)かなり違いますね。
ちょっとがっかりしました。
Posted by リン子  at 2008/01/16 4:13 AM
リサさん、こんばんは。リン子です。ほろ酔いのリン子です★

先日ね、数か月ぶりに図書館に行って来ました。それで、柴田よしきさんの「聖なる黒夜」、金城一紀さんの「映画篇」、東野圭吾さんの「赤い指」を借りて来ました。
どれも以前からすごく気になってた作品なので、さっさと読めばいいものを、なんだか急に角田さんの「対岸の彼女」が読みたくなってしまい、借りてきた本を隅に置き、これを再続してしまいました。
多分、この作品を読むのはこれで5回目ぐらいだと思うのですが、やはりいつもと同じ場面で胸を締めつけられ、そして、視界を滲ませ・・・。
それでね、読み終わった瞬間、どうしてもこの本に対するリサさんの感想を再び読みたくなってパソコンを開いたんです。そして、また胸がいっぱいになってしまいました。

ひとりでいるのがこわくなるようなたくさんの友達よりも、ひとりでいてもこわくないと思わせてくれる何かと出会うことのほうが、うんと大事な気が、今になってするんだよね

この言葉、私も大好きです。宝物です。今回はこれ以外に

なぜ私たちは年齢を重ねるのか。生活に逃げこんでドアを閉めるためじゃない、また出会うためだ。出会うことを選ぶためだ。選んだ場所に自分の足で歩いていくためだ。

の言葉にガツンとやられてしまいました。私はこの言葉に今、出会うため、借りてきた本を放り出して、何度も読み返した作品なのに再び手に取ったんだということが、読み終わって理解できました。
なんだか上手く説明できないなぁ・・・。でも私はまた明日から、空を見上げて歩いてゆけそうです。
人生に起こる事にはやはり、どんな小さな事にも意味があるんですね。私がこの本を再び手に取ったことにも、やはり意味があるんですね。
リサさん、ほんとゴメンネ。意味不明な事を書き連ねてしまって。私は本当に表現力、というか、文才がないなぁと、かなりの自己嫌悪です。
でも、こうして思いを表現できる場を与えて下さってるリサさんには、心から感謝してます。

角田さんは、「八月の蝉」がすごく好評で、私も近いうちに読もうとおもってます。
とりあえず明日からは、金城一紀さんを読み始めようと思ってます。

では、リサさん、またね!

Posted by リサ  at 2008/01/16 9:34 AM
★リン子さんへ
リン子さん〜こんにちは!ふふふ、コメント嬉しいです(*^-^*)
リン子さんの読書ペースがちょっとずつでも戻ってきたようで安心しました。
読書を楽しむ、って精神的にも肉体的にも余裕がないと出来ませんものね。
自分がそうなんです…。
逆に回復させるために読書する、って場合もありますがそういうときって内容がさっぱり入ってこないので逆効果かなぁ。
っていきなり意味不明なこと書いてしまいました。

金城一紀さんの「映画篇」、すっごく気になっています。
そして「対岸の彼女」再読されたのですね。リン子さんのとっても好きな作品。
そして私の感想を読みたくなった、ってお言葉すごく感激してしまいました。
今、自分でも読み返してみたんですがその時感じたものを装飾せず素のまま書いたのが良かったのか、読んでいて作品のことがぶわーっと溢れてよみがえってきました。やっぱり素敵な作品ですよね。息苦しくなるけどその分踏み出す歩幅が大きくなるような前向きな気持ちになります。
年を重ねるごとに新しい出会いというものに臆病になってしまいがちなんですが、自分を向上させるためにもそれは必要なんですよね。そしていつまでもぬるま湯のような場所に居続けることも自分を後退させるばかりだということにも気づかせてくれました。
楽しいことばかりじゃないけど、どんな物事にも意味がある、ってリン子さんの言葉にはっとさせられました。リン子さんの言葉すごく響いてきていますよ。
自分の思いを文章にして読み返してまた自分に戻して、そうして咀嚼していくことって大事なことですよね。少しでもそんな場として存在できることは嬉しいことです。またリン子さんがそうしてくれることに私も感謝しています。

角田さんの「八日目の蝉」(かしら?)、ちょうど図書館から借りてきて今手元にあるのです!今読んでいる本を読み終えたら読もうと思っています。
とっても好評なんですよね〜楽しみです!リン子さんとまたお話し出来るのを楽しみにしていますね♪
リン子さん〜また来てね!
Posted by リン子  at 2008/01/17 2:46 AM
リサさん、こんばんは★

角田さんは「八月の蝉」じゃなくて「八日目の蝉」でしたね。
リサさん、今、手元にあるんですね。うらやましいな〜。私も予約してるんですが、なかなか回ってきそうにないので、近いうちに購入します。
どんな内容かまったくわからないですが、リサさんの感想が今からすごく楽しみです〜。
私は今、「映画篇」を読んでますよ。

先週ね、お店を休んで原田知世さんのライブに行って来ましたよ。
小学生の時、映画館で「時をかける少女」を観て以来、知世さんは私にとって永遠の憧れの女性なんです。
久々の知世さんのライブでしたが、大貫妙子さんの「色彩都市」なんかも歌って下さり、すごく素敵な時間を過ごせました。来月、もう一度行って来ます。

なんだか、角田さんの話からぜんぜん違う方向へ行ってしまいました。すみません・・・。
明日はさらに寒さが厳しくなるようです。お風邪など引かれぬよう気を付けてくださいね!


Posted by リサ  at 2008/01/17 8:00 PM
★リン子さんへ
リン子さん〜こんばんは♪
そうなんですよ!今手元にあるんです〜(*^-^*)ああ、早く読みたい。
予約してやっとこ順番が回ってきました。早く読まないと返却日が迫ってます。
予約しても先が長いと買ってしまえ〜って思っちゃいますね。
私いっつもそうです(笑)
私も内容は読んでいないので全くわからないのですが、先入観がない分するりと入り込めるかな、って思います。
「映画篇」もいつか!いつになるかしら??

わぁ〜♪原田知世さんのライブに行かれたんですか!いいなぁ。
私知世さんの歌大好きです。特にトーレ・ヨハンソンとのアルバムが大好き。
「I could be free」「Flowers」「クローバー」「Blue Orange」などなど。
そういえば新作が出ましたよね。聴きたいと思っていたところでした。
わぁ〜「色彩都市」!素敵だったでしょうねぇ。
私も「時をかける少女」大好きです。今でもあの映画はふっと映像がよみがえったりして、それだけ何度も何度も観たってことなんですが、ああ、懐かしくなってきました。
来月また行かれるんですね〜。私の分と2人分楽しんできてください!(…て厚かましい話しですね)

今日はすごく寒かったです!リン子さんもお風邪引かれませんようご自愛くださいね。
またどんなことでもお話ししてくださいね〜。楽しみにしています♪

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