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『庵堂三兄弟の聖職』真藤順丈

庵堂三兄弟の聖職
庵堂三兄弟の聖職
真藤順丈/角川書店
庵堂家は代々、遺体から箸や孫の手、バッグから花火まで、あらゆる製品を作り出す「遺工」を家業としてきた。長男の正太郎は父の跡を継いだが、能力の限界を感じつつある。次男の久就は都会生活で生きる実感を失いつつあり、三男の毅巳は暴走しがちな自分をやや持て余しながら長兄を手伝っている。父親の七回忌を目前に久就が帰省し、久しぶりに三兄弟が集まった。かつてなく難しい依頼も舞い込み、ますます騒がしくなった工房、それぞれの思いを抱く三兄弟の行方は?
第15回日本ホラー小説大賞大賞受賞作。

ホラー小説大賞受賞作ということで、もっとどろどろしたグロテスクで恐ろしいものを想像していたんですが(だから少し腰が引けていたのですが)、恐怖感というものは一切なく、むしろ好意的にするすると淀みなく読みました。
いちいち長男・正太郎の仕事ぶりを事細かに想像してしまうとちょっとあれなんですが、その行為の向こうには優しく温かな故人への思いがあってそちらのほうに気持ちが寄り添い愛を感じてしまいました。
聖職とはまさに!です。

読み終えてじんわりしみじみ出来て読後感も良かったです。
次男はもっとはちゃめちゃな人格を勝手に想像してましたが…。
それでもこの三兄弟好き。続編を是非書いて欲しいわぁ。

読了日:2008年11月3日
かりさ | 著者別さ行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) | 

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