2012.05.10 Thursday
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読書のコトとちょっぴり日々のコトブログ
突然亡くなったれい子さんには、別の顔があった。私はその謎を探るべく、れい子さんになり代わろうとした。文學界新人賞受賞作。
孤独死した会社の先輩であるれい子さんを辿る旅、回想を交えての「わたし」の彼女への思いはとても温かく救われる。一方で孤独、死、という言葉がポトンと心に重しが落ちて、また風化というタイトルも切実で。
「海行き」の女友達2人が男友達に会いに田舎へ帰る旅。学生時代の思い出を語りながら思いながらの場面がとても良い。
私の昔を知る友達に会いたくなってしまったなぁ。
ちゃんと私を覚えていてくれているだろうか、なんてしんみりしてしまった。
読了日:2009年6月10日
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