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『いつか王子駅で』堀江敏幸

いつか王子駅で (新潮文庫)
いつか王子駅で
堀江敏幸/新潮文庫
背中に昇り龍を背負う印鑑職人の正吉さんと、偶然に知り合った時間給講師の私。大切な人に印鑑を届けるといったきり姿を消した正吉さんと、私が最後に言葉を交わした居酒屋には、土産のカステラの箱が置き忘れたままになっていた…。古書、童話、そして昭和の名馬たち。時のはざまに埋もれた愛すべき光景を回想しながら、路面電車の走る下町の生活を情感込めて描く長編小説。

私、王子生まれの王子育ちなのです。
でも子供ながら王子独特の暗さというか華やかさのなさが好きでなくて。
独立して都電沿いに住むようになって何となく下町の人々の温かさみたいなものに触れてじんわりと好きになってきて。
その子供時代だったり若かりし時代だったりの自分の思い出と、この作品に漂う温かさや懐かしさが強い郷愁感を引き寄せて何だか感傷的になってしまいました。
帰りたい場所、でも帰れない場所。
懐かしい思い出は決して良いものばかりでないのであります…。

荒川遊園地や尾久の近くに住んでいたのが懐かしい。都電も良く利用していました。
ああ、帰りたいなぁ。

読了日:2009年4月28日
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