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『ロマンス』柳広司

ロマンス
ロマンス
柳広司/文藝春秋
ロシア人の血を引く子爵・麻倉清彬は、殺人容疑をかけられた親友・多岐川嘉人に上野のカフェーに呼び出される。それが全ての事件のはじまりだった。華族社会で起きた殺人事件と共産主義活動家の摘発。そして、禁断の恋…。退廃と享楽に彩られた帝都の華族社会で混血の子爵・麻倉清彬が辿りついた衝撃の真実。

昭和初期の華族社会、その光と影、帝都独特の雰囲気が作品を彩り色香に酔いました。
上野のカフェーで起きた殺人事件から始まる物語の結末とは。犯人の真意とは。
ロシア人の血を引く子爵・麻倉清彬、幼なじみで親友の多岐川嘉人、その妹万里子。
各々が抱える思惑が闇で蠢き、やがてそれが光にさらされたとき、その本当の意味を知るとき、
あまりに切々としていて悲しくやるせない。
清彬のクールで端正な彼の顔に隠された真の闇の深さにぐっと迫るものがあります。
春から錦繍の秋へと巡る季節の中で時代に翻弄された彼らの物語。
素晴らしい、傑作です。

読了日:2011年5月13日
かりさ | 著者別や・ら・わ行(柳広司) | comments(0) | trackbacks(1) | 

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笑う学生の生活  at 2012/01/23 10:43 PM
華族社会の舞台に
小説「ロマンス」を読みました。 著者は 柳 広司 明治初期を舞台にした 華族社会を描いたミステリー 舞台設定、軍も絡んできたりと やはり「ジョーカー・ゲーム」シリーズを思い出しますね とはいえ、今回は長編ですがね 今回も華族という知らぬ世界を見せてくれ
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