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『盗まれっ子』キース・ドノヒュー

盗まれっ子
盗まれっ子
キース・ドノヒュー著/田口 俊樹訳
何年も待ちつづけてきてようやく人間の子供に戻ったヘンリー・デイ。
ある日突然、ホブゴブリン(子鬼)として生きることになったエニデイ。
森の中の魔的な世界と現実の世界、子供時代の記憶と大人の時間、幸福と孤独。
立場を取り替えられたふたりの少年が過去と決別し、自分の人生を見つけるまでの姿を鮮やかに描き出す。

取り替え子伝説を題材に描いた物語。
ある日突然ホブゴブリンとして生きることになったエニデイ。
何年も待ち続けて人間の子に戻ったヘンリー。
彼らの視点から交互に物語は綴られていきます。
人間の子に戻ってなお試練と苦悩に苛まれるヘンリーと、森の中で厳しい孤独を生きるエニデイ。
これまでの記憶や感性が徐々に薄れ、現在の運命を人生を受け入れて成長していく姿は痛々しくも力強く逞しい。

好きなのは森の魅惑的な世界と奇妙で愛らしい妖精たちの場面。
おぞましく残酷な物語のはずなのに、温かく煌めきに満ち溢れた自己探求と彼らの成長物語。

読了日:2011年7月7日
かりさ | 海外小説 | comments(0) | trackbacks(0) | 

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