2012.05.10 Thursday
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読書のコトとちょっぴり日々のコトブログ
夏休みに入って間もないある朝、陽射しが容赦なくふりそそぐ学園のグラウンドで生徒の死体が発見された。自殺?他殺?あるいは呪いが発動されたのか?そしてこの現実にはどんな意味が?『いま』を生きる17歳の揺らめきと輝き、才能溢れる高校生たちの立てた仮説がついにあぶり出す"解"とは?『読者を選ぶ』ともいわれる難解さゆえに賛否が大きく分かれること必至の、野心的、小説の冒険。う〜〜〜ん、すんごいっ!唸ってしまいました。あまりのすごさに。いやはや一回読んだだけでは完全に(いや、何度読んでも完璧に理解出来るなんてことはないだろう)読み解けない。何度も何度も読み返してしまう、その必然性というのがこの作品の有り様なのだろう。本格ミステリィという枠にはめ込むには勿体無いくらい、色んな要素が詰まっている。誰もが通り過ぎる青春時代の甘酸っぱさや苦さ、痛みという有体なものよりも、その根底に潜む闇の部分が記憶の片隅からよみがえる。ミステリィかファンタジーか。読み手によってかなり意見が分かれるに違いないと思います。少なくても私は最高に興奮しました。
交通が遮断され、電気も電話も通じていない陸の弧島で雪に閉ざされた山荘、そこに集められた面々。スターウォッチャー、UFO研究家、売れっ子女流作家、そのマネージャー、女子大生等々冬の夜空に瞬く星の下でロマンチックな夜を迎えていたはずなのに。雪に残された足跡など残されたものからどう謎解きするか。長編なので結構途中だらけてしまう感もあるかもしれませんが、人物たちが面白く描かれていて個性的なのでその辺を感じさせないところはさすが。
次々と起きる殺人事件…読者に真っ向勝負を挑む本格長編推理
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