2012.05.10 Thursday
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読書のコトとちょっぴり日々のコトブログ
飛び降り自殺とされた男性死体の額に描かれた「θ」。半月後、手の平に同じマークのある女性死体が。さらにその後発見された複数の転落死体にも「θ」の刻印が! 「θ」の意味するものは?Gシリーズ2作目。前作の『φは壊れたね』よりは数段楽しめたかもしれません。今回は一種謎めいた記号つきの自殺者が続く。だが自殺にしては疑問点が多い。自殺か?殺人か?海月、山吹、加部谷の3人組が張り切って謎の解明に挑む…と書けば面白いけど実際解明に張り切っているのは今シリーズかき回し役の加部谷恵美ちゃんのみ。時々山吹くんも推理のお手伝いをするという程度。海月くんにいたっては我関せずの姿勢を崩さず(笑)相変わらずの冷静さに「おおっ!」となかなか自分の中では高感度。萌絵ちゃんも言ってますが、犀川先生のほうがまだおしゃべりですな。あんまり黙されているのも不安感に襲われるので出来るならば身近にいて欲しくないキャラクターです。
21歳の夏は一度しか来ない。あたしは逃げ出すことにした。軽い気持ちの自殺未遂がばれて、入院させられた病院から。逃げるのに思いつきで顔見知りを誘った。24歳の茶髪で気弱な会社員。すぐに「帰ろう」と主張する彼を脅してすかして車を出させた。東へ。そして南へ。おんぼろ車で九州の田舎町を駆け抜けるふたりの前にひろがった暑い夏の物語。第133回直木賞候補作。
待望の文化祭。だが、折木奉太郎が所属する古典部では大問題が。手違いで文集を作りすぎてしまったのだ。古典部の知名度を上げて文集の完売を目指すため、奉太郎たちは学内で起きた連続盗難事件の謎に挑むことに!古典部シリーズ3作目。ライトノベルの2作から飛躍して今回はハードカバーからの刊行。素晴らしい…。素直に嬉しいことなのだけど、ハードカバーになってページ数が増えたことによって心なしかライトノベルの時にあった清々しさ、爽快さみたいなものが欠けてしまっているのを感じました。でも最後まで読めば納得です。それは爽快さなどを求めるような話しではないから。ちょっとほろ苦い味付けになっていてそれが彼らにはまた必要なんだな、と思わせてくれる…そんな物語。
文化祭の準備に追われる古典部のメンバーが、先輩から見せられた自主映画。廃屋で起きたショッキングな殺人シーンで途切れたその映像に隠された真意とは!?
約束を果たすため、ニューヨークの<暗闇>から帰ってきた青年が巡り合う少年少女たち、そして最高の「相棒」。約束と再会の物語。参った。まさかこういう流れになるとは思いもしなかった。それは決して唐突に訪れたわけじゃない。確かにいくつかの伏線はあった。あったけど…こんなことって!
しあわせな眠りを提供する不思議なホテルの物語。オテル・ド・モル・ドルモン・ビアン…地下13階建ての会員制契約型宿泊施設。最高の眠り、最良の夢を提供するホテル。眠りが浅く、悪夢にうなされる方にピッタリのホテル。あ〜こんなホテルの会員になりたい、始終そう思いながら読みました。
チェックイン、日没後。チェックアウト、日の出まで。最良の眠りを提供するホテルのフロントに職を得た「誘眠顔」の希里。閉鎖された家族関係にも変化が…。日常からほんの少し乖離した世界の物語。
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最後の願い 光原 百合 光文社 2005-02-23 by G-Tools |
十八の夏 光原 百合 双葉社 2002-08 by G-Tools |
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