2012.05.10 Thursday
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読書のコトとちょっぴり日々のコトブログ
恋の始まり、別れの兆し、そして途中下車…。8駅から成る、片道わずか15分間の阪急電鉄今津線で、駅ごとに乗り降りする乗客の物語。電車は、人数分の人生を乗せて、どこまでもは続かない線路を走っていく―片道わずか15分。そのとき、物語が動き出す。阪急電車というとチョコレート色のレトロでかわいい電車、というイメージ。
本書のテーマは自分の場所である。それは、浅草、鶴巻温泉、銀座、琵琶湖といった地理上の場所であったり、近所のマーケット、好きな居酒屋、好きな旅館、好きな抜け道、好きなお花見の場所、思い出の大学寮、電話ボックスといった著者が「属している(いた)」と思われる場所であったり、新婚旅行で訪れた地や思わぬ拾いモノ(誰かの臼歯、骨董のメガネフレームなど)をした場所であったり。川上弘美さんの作品を手に取るのは何年振りだろうか。そんなことをふっと思いながら手に取った。淡い色合いのカバーに此処彼処のタイトル。そこにちょこんとのっかる小鳥。
女子の世界は妖しくて愛しくて我武者羅でときどき、こわい。文筆歌手・未映子の三年に渡る日記。いやはや、いやはや、参った。
昭和二十年八月十四日、敗戦の噂がまことしやかに流れる沖縄の捕虜収容所で、血眼になって二人の人間を捜す男の姿があった。一人は自らの命の恩人、女学生の高江洲ミヨ。もう一人はミヨを死に追いやったと思われる阿賀野という男。男の執念の調査は、やがてミヨのおぼろげな消息と、阿賀野の意外な正体を明らかにしていく。「本当は存在しない敵の姿を、なぜ人は必死になって追い求めるのだろう。」
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