2012.05.10 Thursday
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読書のコトとちょっぴり日々のコトブログ
それは奇妙なモニュメントだった。舟の中に横たわる若い女の裸体。見下ろす死神のまなざしはやさしく、骨の口もとには愛しげな微笑すら漂っている。墓石の芸術という、一風変わった研究をしているスウィーニーは、友人の誘いで、そのモニュメントのあるかつての芸術家村を訪れる。だが墓石の謎を追う彼女の行く手に、殺人事件が立ちはだかる。死と象徴に満ちた新シリーズ開幕。芸術史家スウィーニー・シリーズ第一弾。
成熟を夢見ながらも無差別殺人衝動に襲われていく内気な少女の極限の姿を描いた表題作。そして殺傷行為を恋愛感情とクロスさせる女子大生のラブ・ストーリー「ひかりのあしおと」。――圧倒的なエネルギーを湛えた二作品を収録する小説集。
なんの前ぶれもなく、眠るがごとくに珠名姫がみまかったと思われたのは彼女の14歳の年であった。夜のように深い昏睡の底で、姫はそのとき深海魚の夢のような夢を見ていた…。短編を幻想的な大人の絵本につくり上げる。
ナチズムとスターリニズムの両方を経験し、過酷な生を生きざるをえないチェコ庶民。その一人、故紙処理係のハニチャは、毎日運びこまれてくる故紙を潰しながら、時折見つかる美しい本を救い出し、そこに書かれた美しい文章を読むことを生きがいとしていたが…カフカ的不条理に満ちた日々を送りながらも、その生活の中に一瞬の奇跡を見出そうとする主人公の姿を、メランコリックに、かつ滑稽に描き出す、フラバルの傑作。松籟社の「東欧の想像力」シリーズ第2弾、『あまりにも騒がしい孤独』です。
鈴虫だけが知っている、過去の完全犯罪。蝶に導かれて赴いた村で起きた猟奇殺人事件。心の中に生まれた鬼が、私を追いかけてくる。もう絶対に逃げ切れないところまで…。「鈴虫」「冬の鬼」など、全6篇を収録した短篇集。「鈴虫」「ケモノ」「よいぎつね」「箱詰めの文字」「冬の鬼」「悪意の顔」6編の短編集。
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