11月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:2152ページ
乱と灰色の世界 1巻 (BEAM COMIX)「群青学舎」の余韻冷めやらぬまま、入江さんの新しい世界にダイブ!魔法使いの家族のお話し、楽しく読みました。キラキラの純粋な瞳の乱ちゃんがとにかく可愛い!陣もきゅんとしちゃう良い男だし、色っぽい艶っぽいお母さんに女の私でもポッとしちゃうし、お父上がこれまたカッコ良いのですわ。父・全と母・静の夫婦の意外性がこれまた面白い。凰太郎登場で物語がぐんと動いて深みが増していくのです。今後が楽しみでなりません。
読了日:11月29日 著者:
入江 亜季コダマの谷 王立大学騒乱劇 (ビームコミックス)続いて「コダマの谷」へ〜。あ、読む順番違ったかしら??と思いながらもいやいやこちらはこれで独立しているので(「群青学舎」の、とあるお話とリンクしていますが)、すーっかり惹きこまれてしまっていました。ライダーが主役なのですね。でもとりまく面々がみな魅力的で特に私はウーナがお気に入り。彼女の聡明さが眩しい。ウーナを懸命に追いかける王子も可愛いし、ライダーを慕うマージも愛らしい。でもでも最も萌えたのは成長したユリウスなのだけど♪ライダーの父さんの話しを詳しく知りたいなぁ、ってことでいつか続編を読みたいです。
読了日:11月29日 著者:
入江 亜季群青学舎 四巻 (BEAM COMIX)あっという間に最終巻。もうもうっ大好きなのが「七色シリーズ」。3人の息子たちのピクニック、ママの息子達への深い愛情、そしてダンナさまの大きな愛で包まれるママと息子3人。私も息子が3人おりまして、もうすぐ巣立ちそうなのが2人と、生まれたばかりのチビチビが1人。自分から巣立ってしまう寂しさもわかるし、コロコロと一緒に転がって遊ぶ楽しさの両方の気持ちを今まさに味わっているものですから、それはもう思い入れたっぷりと読みました。ダンナさまの最後の言葉、思わずじわ〜っと。私もいつかそう言ってもらえる日がくるかな。
読了日:11月29日 著者:
入江 亜季群青学舎 三巻 (BEAM COMIX)や〜これは自分でも想像しなかったくらいの惹きこまれ具合。もうっ大好き!ですわ、「群青学舎」。ということで立て続けに三巻へ。「薄明」のきゅんと切ない気持ち、そして儚いものへのどうしようもない悔しさ。そこに確かに命があるのに消えゆくものを繋ぎとめておけない。少女の涙に締め付けられる。そして待宵姫の可愛さといったら!姫の虚ろな瞳が自然に触れるたび、キラキラ輝き年頃らしさを見せるようになる姿が愛らしくて!「雪降り積もる」は地味だけど良き話しだなぁ。いいなぁ、こういう友達。繋がり。
読了日:11月28日 著者:
入江 亜季群青学舎 二巻 (BEAM COMIX)やめられない止まらない〜で二巻へ。個人的に思い入れ深く読んだのが「彼の音楽」。中学生の息子が吹奏楽部でパーカッション担当なのですが、ここでの彼と息子が実に同じ境遇で…。もう我が息子を見ているようで愛おしくて愛おしくて。彼のその後の姿に自然涙してしまいました。「北の十剣」も堪能。お姫様の描き方がもうもう素晴らしく素敵で!惚れ惚れ。いや〜1冊丸ごと「北の十剣」で読んでみたいわぁ。ニノンちゃんもかわゆい。
読了日:11月28日 著者:
入江 亜季群青学舎 一巻 (ビームコミックス)入江さん初めてなのですけど…ひゃ〜これはすっごく堪能しました。短編なのにこの満腹感はなんでしょうか。それぞれ時代背景も世界観も違うのにぎゅっと統一感があってどこもかしこも愛おしさで溢れている。もう〜魅せられました。「花と騎士」「森へ」が好き。特に「森へ」の圧巻さ!あ、都さんと春日くんのその後も気になるわぁ。
読了日:11月27日 著者:
入江 亜季パラケルススの薔薇 (バベルの図書館 (22))装丁といい形といい、そしてこの佇まい。一目で惚れてしまいました。ボルヘス編纂の「バベルの図書館シリーズ」22巻。ボルヘスのちょっと難解だけれどもめくるめく幻想世界が魅力的で、ふむふむうんうん唸りながらも恍惚に読み耽っていたのでした。ここに収録されている短編はどれも秀逸。「現在の自分」と「未来の自分」との対話。錬金術師と赤い薔薇。幻の青い虎、青い小石。そして存在しない無の場所、ユートピア。シリーズ名にもなっている「バベルの図書館」が気になるので次は『伝奇集』を読もう〜。
読了日:11月20日 著者:
ホルヘ・ルイス・ボルヘス鞄図書館<1>不思議なタイトルだなぁと読み始めてみれば、ありとあらゆる本を所蔵するという鞄が登場。共に旅する司書さんと鞄くんのやりとりがほくほくと優しくて温かい。鞄の中が図書館になっていて、その中は宇宙のように無限で、その鞄はゲーテの格言をぽつりと呟く。しんみり涙のお話しや、ミステリな物語、ぞぞぞっと怖いけれども気持ちは良くわかる話し(鞄好きの女店主、ね)、どれも良い。ポオの「黒猫」、好きだわぁ。幻の「鞄図書館」、彼らは今どこを旅してどんな本を貸し出しているのでしょう。2巻を心待ちにしています。
読了日:11月17日 著者:
芳崎 せいむきんぴらふねふねなんと想像をかき立てられるエッセイであろうか。言葉や文章にぽつぽつと思いをくるみ差し出してみれば、読み手はその思いをほぐすのに夢中になる。石田さんのぽとんぽとんと静かな音鳴り響くエッセイ。さらさらと自由になびくかのように独り身の食を楽しんでいるかのようで、けれどもちょっぴりの侘しさとか寂しさも。石田さんの飾らない生き方とその文章にすっかり惚れこんでしまいました。中でも好きなのは、「青菜惜春」。日々の暮らし、食卓にならぶシンプルな料理、そこから思い出される過去の人との思い。たまらなく良い。きゅうと切ない。
読了日:11月10日 著者:
石田 千真昼の夢 (ほるぷ海外秀作絵本)「終わらない夜」が幻想的でとても美しく素敵でしたので、こちらも読んでみました。「終わらない夜」の深い深い夜の幻想世界と対象に、「真昼の夢」は白昼夢の幻想世界。燦々と輝く光の下で不思議な景色が広がっていました。こちらも堪能しました〜。ただ「終わらない夜」には作品のタイトルがあったのに、こちらではそれがなくてちょっと寂しい。自分で想像してみても楽しいのだけれども。
読了日:11月09日 著者:
セーラ・L. トムソンわたしの庭のバラの花すぅっと水彩の青い空。その下にたわわに咲くぷくぷくの綺麗な薔薇。「これはわたしの庭のバラの花。」と始まるお話し。どんどんとページをめくれば庭のバラの花の上には眠るハチの姿、そのハチに日かげを作っているタチアオイ、それからそれから…。たわわに咲く花がどんどん登場して見事で豪華な花壇が。その花壇にも物語は始まっています。最後のオチまで楽しめる絵本。美しい色彩をたっぷり楽しめて贅沢気分を感じさせてくれます。
読了日:11月04日 著者:
アニタ ローベル読書メーター
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11月は絵本2冊、小説2冊、コミック7冊。
コミックは読書メーターには入れないつもりだったのですが(でも過去にもちょこちょこ入っているんですけどね。お気に入りを。)、入江さんの作品や「鞄図書館」がとても素敵でしたので、感想も書きたかったし〜と入れちゃいました。
小説2冊。こちらはとても良い出会いをしました。
石田千さん、以前から読みたい作家さんだったのになかなか機会がなくて。
今回読んでみましたら、もうもう素晴らしく大ファンになりました。
何といっても紡ぐ言葉や文章の美しさといったら!
華美でなくむしろシンプルなのですけど、そこから想像をかきたてられる香しさというのでしょうか、上手く言えないのですけど実に良かった。
他の作品も是非とも読みたいです。タイトルどれも印象深いですよね。
ボルヘスの『パラケルススの薔薇』もとても良かった!
収録短篇全て好きです。最後の延々と続くボルヘスのインタビューみたいなのはちょっと退屈しちゃいましたが、でもボルヘス作品の解説みたいな記述もあって興味深いところも。
「バベルの図書館」が読みたい!ってことで今『伝奇集』読んでます。
絵本、「わたしの庭のバラの花」楽しく読みました。
こういう次のページをめくる先に何があるんだろう?な想像を豊かにさせてくれる本って魅力的です。
絵もすっごく素敵なんですよ〜。色使いが鮮やかで気持ちも明るくなります。
12月の読書はさらに激減しそうな気がするんですが…
でも読める時間を大切に紡ぎながら自分のペースで楽しみたいと思います。
何かに追われての読書は楽しくないですものね。
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