7月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1032ページ
ナイス数:231ナイス
夜がくるまでは素敵!ガーゴイルを主役にしたモノクロの世界が魅力的。恐ろしくて奇怪ででも哀愁漂っていたり愛嬌のあるガーゴイル。雨どいとして屋根からにゅっと突き出し虚空を見つめるばかり。でも夜がくるまでは。夜の世界ガーゴイルたちは自由に動きまわり、己の置かれた環境についてぼやきあう。大好きなガーゴイルたちが奇妙に愛らしくて絵本の素敵さに惚れ込んでしまいました。江國香織さんの訳も歌うようにリズムに乗って楽しげ。図書館の絵本棚の片隅に置かれた絵本ですが、私には一際光を放って見えました。これは是非とも手元に置いておきたい一冊。
読了日:07月27日 著者:
イヴ バンティングうさぎのおうちちょっとレトロな雰囲気に惹かれて。うさぎや植物の細やかな絵に魅了されます。春に芽吹く草花、活き活きと描かれた動物たち、水の中の生き物、そしてうさぎの毛並みの美しさ。素晴らしいです。そして素敵なラストも微笑ましい。
読了日:07月27日 著者:
マーガレット・ワイズ ブラウンぐーぐーぐー―みんなおやすみイルソン・ナさんの別作品「ブルルルル」が殊更に可愛らしくてキュンとなり毎夜眺めては癒されている日々。こちらの「ぐーぐーぐー」も楽しみにしていました。空が闇に包まれて月が光りだす夜、みんなぐーぐー眠っている頃みみずくだけは夜の番人のごとくみんなの眠りを見守ります。いろんな動物のそれぞれの眠りの姿。無防備な寝姿にこれまた愛らしさがいっぱい。今宵もみみずくはみんなの夢を守るのでしょう。素敵な絵本でした。
読了日:07月27日 著者:
イルソンナ最初の刑事: ウィッチャー警部とロード・ヒル・ハウス殺人事件ヴィクトリア朝英国で起きた幼児惨殺事件。後に数々の探偵小説が生まれるもとになった事件の顛末と真相。フィクションながらまるでミステリや探偵小説を読んでいるかのような充実感に満ちており、その吸引力は圧倒的。事件の起きたケント家での複雑な家庭環境と人間関係、当時の警察機関の体質、この時代の背景が写真や資料によって興味深く描かれます。その先に待ち受ける真相と犯人とは。事件の真相は加熱する報道や「探偵熱」に浮かされた人々によって数奇な運命に翻弄されるのです。最後の胸突かれる文章は秀逸で深い余韻を残します。
読了日:07月13日 著者:
ケイト・サマースケイルブルルルル―はるはまだ?東京国際ブックフェアの絵本ブースで娘が一目惚れ!私もあまりの可愛さにメロメロになってしまいました。買って帰ってからずっとずっと眺めています。春待ちうさぎと動物たちの愛らしい姿、鮮やかな彩り、細やかに描かれたモチーフなど見る度に気持ちが和やかになります。独特な色使いは刺繍やアップリケのような感じにも見えてとても興味深いのです。韓国の作家イルソン・ナさんの他の作品にも是非とも触れたい!素敵な出会いが出来ました。
読了日:07月11日 著者:
ナ イルソン盗まれっ子取り替え子伝説を題材に描いた物語。ある日突然ホブゴブリンとして生きることになったエニデイ。何年も待ち続けて人間の子に戻ったヘンリー。彼らの視点から交互に物語は綴られていきます。人間の子に戻ってなお試練と苦悩に苛まれるヘンリーと、森の中で厳しい孤独を生きるエニデイ。これまでの記憶や感性が徐々に薄れ、現在の運命を人生を受け入れて成長していく姿は痛々しくも力強く逞しい。好きなのは森の魅惑的な世界と奇妙で愛らしい妖精たちの場面。おぞましく残酷な物語のはずなのに、温かく煌めきに満ち溢れた自己探求と彼らの成長物語。
読了日:07月07日 著者:
キース ドノヒュー読書メーター
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