ひなたでゆるり

読書のコトとちょっぴり日々のコトブログ

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「うきわねこ」

うきわねこ
うきわねこ
蜂飼耳・文/牧野千穂・絵/ブロンズ新社
誕生日のプレゼントでもらったうきわは空をとぶ不思議なうきわでした。まんげつの夜の忘れられない出来事。

ひゃぁ!なんてなんて愛らしいのでしょうか。この可愛さにキュンとなります。
牧野千穂さんの絵が素晴らしい。
一枚一枚が絵画のようでどの場面もずっとそばに置いていつでも愛でたい気持ちになります。
蜂飼さんの優しい詩的な文章もほかほかにさせてくれます。

おじいちゃんからプレゼントされたうきわ。満月の夜にうきわをふくらませてみると‥。
幻想的な夜の場面が印象深い。
落ち込んだ日の夜に温かなお茶とうきわねこでほんのり優しさと立ち直る元気をもらえそう。
上質な絵本は心を豊かに瑞々しくしてくれますね。
大切な一冊になりそうです。

読了日:2011年9月9日
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「おそとがきえた!」

おそとがきえた!
おそとがきえた!
角野栄子・著/市川里美・絵/偕成社
大きな町の小さな家に、おばあさんと猫がすんでいました。窓からみえるのは、灰色のたてもののかべばかり。「すてきなおそとがあったらな」それが、ふたりのねがいでした。そんなある日、おばあさんがいいことを思いつきました。そして冬の夜だけあらわれる、ひみつのおそとができたのです―。

市川さんの素晴らしい絵と、角野さんのぽかぽか優しいお話。
大きな町の小さな家に住むチラさんと猫ちゃんの暮らしが温かい。
冬の寒い日、ストーブでスープをことこと煮て、そのそばで猫ちゃんと編み物して過ごす場面がとても好き。

冬の夜にだけあらわれる秘密のおそと。チラさんの願い。
ささやかだけど夢を持ちながら、今の生活を穏やかに暮らすチラさんの姿勢が素敵です。
諦めなければいいことが待っていますよね。
灰色の背景がぱっと明るく変化していくと共におばあさんの顔も艶やかでとても活き活きしていて。
環境と老い…しみじみ考えます。

読了日:2011年9月7日
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「薔薇と嵐の王子」ジョルジュ・サンド

薔薇と嵐の王子
薔薇と嵐の王子
ジョルジュ・サンド著/ニコル・クラヴルー絵/柏艪舎
72才の生涯を閉じるまで、100篇にのぼる作品を書いたジョルジュ・サンドが晩年、孫たちに残した13篇の童話から1編を絵本化。生命と愛への讃歌を綴った壮大な物語。ジョルジュ・サンド生誕200年記念出版。

ジョルジュ・サンド生誕200年記念絵本。サンドが晩年孫に残した童話の一編。
独特なタッチの絵とサンドの幻想的壮大な物語が絶妙に合っていて、
艶やかな色香に魅せられます。
時にロマンチックに、時にエロチックさえ感じさせるサンドの世界。
それは波乱万丈の人生を生きたサンドだからこそ生み出せたのでしょう。

ひとりの少女、アウローラがそっと耳を傾けた薔薇の花の言葉。
ショパンをBGMに読めばまた素敵な時間が流れそう。
サンドの物語、他にも興味があります。
そしてニコル・クラヴルーの鮮やかな絵が忘れられない。表紙が素晴らしく素敵。

読了日:2011年9月4日
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「すきまのじかん」

すきまのじかん
すきまのじかん
 アンネ・エルボー/ひくまの出版
たいようのじかんとやみのじかんのあいだのほんのわずかなじかん―。そんな「すきまのじかん」のおはなしです。

タイトルと独特な絵に惹かれて読みましたら、これがとっても可愛らしく素敵なお話でした。
夕暮れ時のすきまの時間、この時間の生まれた理由を知っていますか?
太陽の時間と闇の時間のすきまにするんと入り込んだすきまの時間って
何故かとっても切なく寂しい気持ちになるものです。
それは誰を密かに恋しているような片思いの気持ち。
それはすきまの時間の気持ちと同じでした。
ふんわりと優しいお話に癒されました。

読了日:2011年8月7日
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絵本「マボロシの鳥」

絵本マボロシの鳥
絵本マボロシの鳥
藤城清治 太田光/講談社

太田光さんの原作を読む前に藤城さんの作品を読みましたが、なんてなんて素晴らしいのでしょうか。
群衆が劇場に押し寄せる場面やマボロシの鳥が光り輝く幻想さや…
息を飲むほどの美しさで見惚れてしまいました。

太田さんの創った世界を藤城さんの影絵でさらなる素晴らしい光の物語へ。
自分の表現したものを誰かが見てくれている。
「この世界はきっとどこかでつながっている」
−太田さんが発したメッセージが実際に形になったこの絵本が殊更愛おしくてなりません。

藤城さんを夢中にさせた原作をちゃんと読んでみなくては、ね。

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『クマの名前は日曜日』アクセル・ハッケ

クマの名前は日曜日
クマの名前は日曜日
アクセル・ハッケ著/ミヒャエル・ゾーヴァ絵
大好きなクマのぬいぐるみの「日曜日」は、なんにもしゃべらないし、だきついてもこない。ぼくのことをどう思ってるんだろう…。独特な詩的世界をえがくドイツの作家ハッケと、映画「アメリ」のキャラクターデザイナーとしても活躍した画家ゾーヴァのコンビによる子どもと大人のための絵物語。

ある日少年のもとにクマのぬいぐるみがやってきた。名前は日曜日。
僕はいつも日曜日といっしょ。大事に大切にしているんだ。
でもさ、日曜日は僕のことどう思っているんだろう?

子どもらしい視点で微笑ましく物語は進みますが、お話は夢の世界へ…。
ちょっとシュールで可愛らしい。
ミヒャエル・ゾーヴァの絵も味わいがあって素敵(表紙の絵が何だかいいんですよねぇ)。
あまりにも愛情が溢れてしまうと相手がどう思っているのか不安になるのは子供も一緒。
大丈夫、日曜日も大好きだよ!と少年に言ってあげたくなるくらい優しさに包まれたお話でした。

読了日:2011年6月29日
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「かげ」スージー・リー

かげ (講談社の翻訳絵本)
かげ
 スージー・リー/講談社
かげって不思議。わたしも仲間に入れて! 手をひらひらさせたり、なにかを持ってみたり。かげはちゃんとわたしのまねをしてくれる。でも、いっしょに遊べたらもっと楽しいのに。

なんて芸術的!なんてファンタスティック!とても楽しみました。
子供の頃、自分の影が光の加減で伸びたり縮んだりするのを見て、自分とは別の意識を持った生き物のように思ったものです。
ぐるんと影が私を飲み込んでしまうんじゃないか、って思い(妄想)がまさにここで描かれていて当時の怖い記憶が思い起こされて特別な思いで浸りました。

闇の中で蠢く影、なにか企んでいるようで…。
字のない絵だけの物語なので、読み手によっていろんな物語が生まれそう。
妄想豊かに読めばさらなる不思議な世界が広がりそうです。
『なみ』も是非読んでみたい。

読了日:2011年6月10日

なみ (講談社の翻訳絵本)
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「ビロードのうさぎ」マージェリィ・W・ビアンコ/酒井駒子

ビロードのうさぎ
ビロードのうさぎ
マージェリィ・W・ビアンコ著/酒井駒子・絵/ブロンズ新社


酒井駒子さんの絵や文章はいつも心奥底に仕舞い込まれたものを引き出してどうしようもない気持ちにさせられます。
ずっと静まらない波紋のようにいつまでも揺らめくもの。
ほんものになるってなんだろう?ほんものになる意味、それがぼうやにとってうさぎにとって幸せなことだったのか、ぼうやとうさぎのあまりにも愛らしい仲良い姿を想う時、ぎゅっと押しつぶされそうに切なくなってしまうのです。
こちらを見つめるうさぎと記憶を呼び起こすぼうやのあの瞬間に互いの心の絆が見えてぐっときました。
愛しむ気持ちの大切さ。
深く刻まれた素敵な作品。

読了日:2010年12月11日
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「よるくま クリスマスのまえのよる」酒井駒子

よるくまクリスマスのまえのよる
よるくま クリスマスのまえのよる
酒井駒子
あしたはたのしいクリスマス。わるい子にはサンタさん来ないのかしら? 心配で眠れない。そしたらよるくまが遊びにきて-。ぼくとよるくまの、お母さんのこと大好きな気持ちが溢れた絵本。

小首を傾げたよるくまくんが愛らしくてきゅんとしてしまいます。
ぎゅっとしてあげたいくらい可愛らしい絵本。
ついつい子供に言ってしまいがちな(というか言っちゃっている…)言葉は子供にとってとても悲しい言葉なんですよね。
その男の子の優しい気持ちが何とも愛おしくて。
酒井さんの優しく愛溢れるイラストにいつもほかほかさせてもらえます。
クリスマス前に読めて良かったです。

読了日:2010年12月4日
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「きょうりゅうのかいかた」くさのだいすけ

きょうりゅうのかいかた (岩波の子どもの本 カンガルー印)
きょうりゅうのかいかた
くさの だいすけ・著/薮内正幸・絵/岩波書店


きょうりゅうのかいかた?え〜どんなお話かしら?とわくわくの気持ちをさらに夢ある気分に高めてくれる素敵なお話。

ある日お父さんがもらってきた動物とは?
恐竜の子供をせっせとお世話する子供たちの姿があり得ないのだけど微笑ましくて、これまたあり得ないのだけど「いいな〜。うらやましい」なんて子供たちと真剣に羨ましがってみたり。
恐竜をもし飼うとしたらどこに置く?散歩コースはどこにする?とかとか娘と想像膨らませながら楽しい時間を過ごせました。
恐竜好きの1歳児の息子も一緒に会話に加わって興奮気味。
愛らしい恐竜のお話でした。

読了日:2010年12月4日
かりさ | ジャンル別(絵本) | comments(0) | trackbacks(0) |